コトリバコ

概要

2005年6月、2ちゃんねるオカルト板で霊感の強い友人の話として始まる怪談話。

ある日、飲みに行くために集まった友人の女性が、不気味な箱を持って遅れてやって来た。その女性は自宅の納屋から見つかった箱が家族間で話題となったので遅れてしまったと語った。

しかし、箱を持った女性が集合場所へ到着する少し前から実家が神社の友人が

「何かヤバイ物が来る。親父は留守だしどうしよう。」

などと話していた事もあり、みんなでその箱を確認する事になった。

木箱は20㎝四方サイズで、小さなブロック状の木が組み合わさっている。木箱を取り出した瞬間、友人はトイレに走り嘔吐してしまった。ただ事ではない雰囲気が漂う中、トイレから帰ってきた友人は実家の神社に電話を掛け、女性が「コトリバコ」を持って来たと告げる。

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実家とのやり取りの後、友人は女性に対して「コトリバコ」のお祓いを行うと話す。そして、儀式めいたお祓いは続き、神社の父親と電話越しに連絡を取りながら友人は何とかお祓いを無事に終える。

この出来事により飲み会は中止となり、その日は解散になった。

その後、お祓いをした友人と会い、あの時の事を聞いてみた。友人によると、あの木箱の中に入っているのは怨念そのものであり、実際に入っている物は結構な数の人差し指とへその緒だとか。

また、あまりに強力な呪いなので「コトリバコ」の所在が確認できるように管理簿に記録され厳重に管理されていた事、友人の祖父が多くの「コトリバコ」を処理してきた事などを友人は語った。

使い方は呪いたい人物に木箱を送り、木箱を受け取った人物は呪殺されてしまう。呪いの効果があるのは妊娠可能な女性か子供。

どうやら、女性の家にあった「コトリバコ」は3つの家が約束事を決め、持ち回りで保管していたらしく、理由はなるべく呪いを薄めるためだとか。女性の家は前の持ち主が「コトリバコ」を恐れて押し付けられたため、どのような木箱なのかを説明されずに保管していた。

友人は女性の家族に「コトリバコ」の作られた経緯や対処法を伝えた。投稿者はこの話を掲載するか迷っていたとの思いを書き込み、長文に付き合ってくれた人たちに礼を言って締めくくっている。

解説・考察

この話は流れだけ見るとお祓いをしただけの話に見えるが「コトリバコ」の作られた経緯や呪いの連鎖などが強烈な印象を残している。この話を読むだけで体調不良に見舞われるなど、検索してはいけない言葉としても有名。

「コトリバコ」が作られたのは1860年代後半から80年代前半頃。隠岐騒動で逃れてきた男が迫害されていた村にたどり着き、

「命を助けてくれたら、お前たちに武器をやる。」

と持ち掛けた事から始まる。ここで言う武器が女性や子供を殺すための道具「コトリバコ」だったと言われている。

作り方は刺激が強い内容となっているので割愛して説明すると、最初に簡単に開けられない複雑に組み合わさった木箱を作り、その中に子供の体の一部を入れる。子供の数や年齢によって「コトリバコ」の呼び名も変わるという。

村人たちは「コトリバコ」を使って自分たちの村を迫害していた周囲から干渉を受ける事を無くし「コトリバコ」を作り続け、最終的に16個作られた。

しかし、村の男の子が誤って「コトリバコ」を家に持ち帰り、その子を含む一家の子供と女性がその日のうちに死んでしまうという出来事から、自ら作り出した木箱の恐ろしさを村民自体が実感する事となり、作るのを止めたという。

掲示板で語られる話や作り方も危険だとして多くは省略している。多くの「コトリバコ」の画像があるが、本物かどうかは明らかではない。

個人の感想

日本には呪いにまつわる話が各地に多く残されているので現実味があって面白い話。もしかしたら、呪いの木箱のようなものが存在するのかもと思わせるような内容。

「コトリバコ」の作られた経緯や作り方の話は激しい表現で書き込まれているのが特徴で、恐ろしい噂話が多い。

実際に「コトリバコ」と呼ばれる木箱があるのか調べたが、普通の民芸品などの画像しか出てこず、隠岐騒動は島根の伝承だと思われるが多くの人が亡くなったとの記録もなく詳細は不明だった。

話を読むだけで体調を崩すなどと言われているが、実際の書き込みを全て読むと何となくわかるような気がする。詳しく知りたい方は一読する事をおススメします。

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