あるホテルマンの話

概要

2010年6月、2ちゃんねるのオカルト板に投稿された話。投稿者はホテルマンの仕事をしていると語り、予定時刻を過ぎてもホテルに訪れない客の話を始める。

ホテルマンが遅れている客に電話したところ、

「あ、すみません。道に迷ったみたいで。」

との返事。

運転しているようで電話は短く終わった。その後、勤務の交代時間が来てホテルマンは帰宅する。

次の日、朝刊で昨日の客が事故で亡くなった事を知る。そこには事故が起こった具体的な時刻も書いてあり、それはホテルマンが電話した2時間以上前だった。つまり、電話した時間には既に事故を起こしているはずなので、電話で会話などできるはずがなかった。

具体的な書き込みはこのような話だったが、さらにホテルマンの書き込みは続き、

「この出来事が起きてから自分の携帯に47秒にわたり、うめき声のようなものが留守番電話に録音されていたので、お祓いに行ってきます。」

と掲示板に書き込む。

その後、掲示板ではホテルマンとの会話が進み、北海道出身の人物で京都まで名目上は法事で帰省する事にしてお祓いに行くなど、ホテルマンの素性が分かってくる。

ホテルマンは友人から紹介されたという京都の霊媒師にお祓いを受け、霊媒師には

「ああ、男女2人ついてきてるね。うわ~、痛ましい姿だね。自動車事故?」

と言われ、細かい事情を話していなかったので驚いたと語った。お祓いの最中は携帯電話が狂ったように鳴り壊れてしまったが、お祓いは無事に終わった事を報告。

その後、お祓い中に鳴った携帯電話の話など、掲示板ではホテルマンとのやり取りが続いた。終始、ホテルマン本人はお祓いが成功したと思っている様子だったという。

次の日、掲示板である事件記事の話が取り上げられる。それは、30日午前1時頃に京都で北海道のホテル従業員の男性が倒れているのを通行人が発見し通報、消防職員が駆けつけたところ男性は全身を強く打っており、既に死亡しているのが確認された。警察はひき逃げ事件として捜査を開始、男性は法事のため帰省中だったという。

この記事に対して掲示板では「北海道のホテルマン。京都で(表向きは)法事で帰省。オイオイ…全部当てはまってるぞ」、「お祓い後、眠れないと言っていたな。」、「夜に散歩していて事故に遭ったのか」、「これ、怖すぎ」などの書き込みが相次いだ。

これ以降、ホテルマンからの投稿はない。

解説・考察

これは掲示板とリアルな事件とが結びついた話だが、書き込んでいたホテルマンが京都で起きた死亡事故の人物であるという証拠はない。ただ、出身地や京都に来た目的などが同じ事から、記事と掲示板のホテルマンが同一人物として語られている。

やはり、死んでいるはずの客と電話をした事で祟られてしまった、というのが話の中心となっている。お祓いの効果がなかったのではないかとも言われているが真相は不明。

しかし、ホテルマンが事故で死亡したという記事は確認されておらず、おそらく似た事件記事を勘違いしたか、掲示板の誰かが冗談で書き込んだものと考えられている。

個人の感想

当時は話がリアルタイムで進行していたと考えると怖い話。スレッドの話はどこまで本当か知らないが、怪談話のような展開で掲示板を読み返してみると面白い。

掲示板では場所や人物の名前まで特定されていたので調べてみたが、実際に報道されたのかは分からなかった。祟りが本当なのかは別にして、掲示板と実際の事故とのリアルタイム実況みたいな点は結構怖い話。

さらに詳細を知りたい人は掲示板を見てください。

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